国連最高経営責任者会は、麻薬を使用する人々の非犯罪化を満場一致で支持しています。

2018年11月7日、8日
ニューヨーク

31の国連機関を代表する国連の最高執行委員会は、所有と使用の非犯罪化を支持する薬物政策に関する共通の立場を採択しました。これは、ウィーンで開かれた麻薬治療委員会の主要会議の数日前に行われ、国連の10年間の世界薬物戦略を検討し、次の戦略を計画する予定です。

国連事務総長が議長を務め、31の国連機関を代表する、国連事務総長会(CEB)からの麻薬政策に関する新しい見解声明は、麻薬の所持と使用の非犯罪化に対する強力で満場一致の支持を表明しています。声明は、加盟国に対し、「個人使用のための麻薬所持の非犯罪化を含む、適切な場合には有罪判決と罰の代替策を促進すること」を求めている。

過去に多くの国連機関が同様の電話をかけてきたが、このCEBの声明は、これが今や国連機関の全家族にとって共通の立場にあることを意味している。重要なことには、国連麻薬政策庁 – 国連麻薬犯罪局もその立場を支持しています。最後に、非犯罪化に関する以前の曖昧な立場を明確にしました。

この声明はまた、公衆衛生、人権、および持続可能な開発の課題に明確に薬物政策を位置付けています。それは薬物政策に関する国連システム内の「システム全体の一貫性」に向けた歓迎された重要なステップを表しています。これは、歴史的な方向性が罰、法執行機関および撲滅に向けられてきた国連麻薬会社による国連全体の一貫性の欠如および健康、権利および開発の課題の周辺化に長い間不満を抱いている市民社会団体の重要な呼びかけである。この声明は、今週、国連麻薬薬委員会の閣僚レベルの会合の準備段階に来るので、特に重要であり、それは10年にわたる国連の世界的な薬物戦略を検討し、次の戦略の計画に同意するであろう。CEBの非犯罪化の要求は、「罰と投獄の代替策」のみを要求する既存の加盟国の合意の見解を超えています。

変換はこの新しい開発を歓迎します。この声明は、麻薬を使用する人々の犯罪化を通じて麻薬の使用を根絶しようとすることは効果的でも人道的でもないことを明らかにしています – そしてそれは終わらなければなりません。それは、人権、公衆衛生および開発が物質使用に対してより思いやりのあるアプローチを採用することによってよりよく役立っていることを認識しています。それは、より効果的で人道的な薬物政策への道を示すための国連全体のリーダーシップによる努力を表しています。

この新しい開発の詳細については、ここをクリックするか、下の画像をクリックして最新の説明をご覧ください。
https://transformdrugs.org/un-chief-executives-endorse-decriminalisation/

https://www.unsceb.org/CEBPublicFiles/CEB-2018-2-SoD.pdf

出版記念セミナー『ダルク 回復する依存者たち 〜その実践と多様な回復支援〜』

いつもダルクの活動に深いご理解とご協力を賜わり、心より深く感謝申し上げます。

この度、私たちダルク代表者10名で書いた本
「 ダルク 回復する依存者たち 〜その実践と多様な回復支援〜」が 明石書店より出版されることになりました。2.000円になる予定です

つきましては、6月9日(土)午後、東京医科歯科大学にて、記念セミナーを行います。
当日は、私たちのほかに、埼玉精神医療センターの成瀬先生と、東京大学先端研究所の熊谷晋一郎さんが登壇されます。【お申込みは最下段】

ぜひ、ご参加いただきたいと思います。
また、他の皆さまへの広報にご協力いただけましたら幸いです。

ご無理なお願いで心苦しいですが、
何卒よろしくお願いいたします。

著者一同

本文より〜

今回私たちは大きなチャレンジを行ったと思う。それは「分担」である。全国のダルク代表者たちが、ひとつの大きなテーマを分担して語るというのは、今までなかったチャレンジである。この過程において、私たちはどれだけ議論をしたことだろう。時にはまったく異なる意見がぶつかり合うこともあった。だが、その議論の中で私たちはお互いの信頼を獲得していったように思う。そして、この「信頼」こそが、本書の完成のキーワードだったように思う…

…本書の記述は、私たちがそれぞれの実践の中から感じ取ってきた「大切だと思うこと」である。そして、ここを基点に、今日からまた実践の積み重ねが続く。そして、時代の移り変わりの中でそれぞれが考え、議論し、分かち合っていくだろう。本書はそんな「これからの回復支援」に少しでも役立てばと思う…

ロイさん、ダルクを作ってくれてありがとう。この本を一番に手渡したいのは、ロイさんだったかも知れない…
文責 市川


日時:2018年6月9日(土)13:00〜17:00
18:30〜 懇親会

会場:東京医科歯科大学3号館2階 講義室1
最寄駅:御茶ノ水駅(JR中央線、地下鉄千代田線、地下鉄丸ノ内線)

お申込みはこちら
参加費:無料
主催:特定非営利活動法人 東京ダルク
共催:ダルク八重洲倶楽部
協賛:明石書店/NPO法人アパリ
問い合わせ:東京ダルク 03-3875-8808(担当:幸田)

演者
成瀬暢也氏
埼玉県立精神医療センター医師

熊谷晋一郎氏
東京大学先端科学技術研究センター准教授

著者ダルク施設長
長崎ダルク/中川 賀雅
木津川ダルク/加藤 武士
三重ダルク/市川 岳仁
仙台ダルク/飯室 勉
東京ダルク/幸田 実
藤岡ダルク/山本 大
栃木ダルク/栗坪 千明
千葉ダルク/白川 雄一郎
北海道ダルク/森 亨
山梨ダルク/佐々木 広
日本ダルク/近藤 恒夫

まえがき より

すでにご承知のとおり、「ダルク」は30年以上の経験を持つ、日本でも稀な当事者活動である。しかし、その具体的な活動内容については、実はあまり知られていないようにも思う。というのも、全国のダルクはそれぞれが独立した団体であり、その活動の価値観と方法論は実に多様だからである。今までダルクについて書かれたものは、創始者である近藤恒夫によるものか、各地の代表者たちによる、それぞれのダルクに関する記述だろう。 この点において、今回私たちは大きなチャレンジを行ったと思う。それは「分担」である。全国のダルク代表者たちが、ひとつの大きなテーマを分担して語るというのは、今までなかったチャレンジである。この過程において、私たちはどれだけ議論をしたことだろう。時にはまったく異なる意見がぶつかり合うこともあった。だが、その議論の中で私たちはお互いの信頼を獲得していったように思う。そして、この「信頼」こそが、本書の完成のキーワードだったように思う。
本書は基本的に三部構成になっている。 一部は「回復」に関すること、第二部は「実践」、第三部は「連携」についての記述である。

お申込みはこちら

出版記念チラシ表裏のPDF版

出版記念セミナー これからの回復支援 〜ダルクの向かう未来〜

出版記念セミナー
これからの回復支援
〜ダルクの向かう未来〜

日時:2018年6月9日(土)13:00〜17:00
18:30〜 懇親会

会場:東京医科歯科大学3号館2階 講義室1

最寄駅:御茶ノ水駅(JR中央線、地下鉄千代田線、地下鉄丸ノ内線)

参加費:無料
主催:特定非営利活動法人 東京ダルク
共催:ダルク八重洲倶楽部
協賛:明石書店
問い合わせ:東京ダルク 03-3875-8808(担当:幸田)

演者
成瀬暢也
埼玉県立精神医療センター医師

熊谷晋一郎
東京大学先端科学技術研究センター准教授

著者ダルク施設長
長崎ダルク/中川 賀雅
木津川ダルク/加藤 武士
三重ダルク/市川 岳仁
仙台ダルク/飯室 勉
東京ダルク/幸田 実
藤岡ダルク/山本 大
栃木ダルク/栗坪 千明
千葉ダルク/白川 雄一郎
北海道ダルク/森 亨
山梨ダルク/佐々木 広

まえがき より

すでにご承知のとおり、「ダルク」は30年以上の経験を持つ、日本でも稀な当事者活動である。しかし、その具体的な活動内容については、実はあまり知られていないようにも思う。というのも、全国のダルクはそれぞれが独立した団体であり、その活動の価値観と方法論は実に多様だからである。今までダルクについて書かれたものは、創始者である近藤恒夫によるものか、各地の代表者たちによる、それぞれのダルクに関する記述だろう。 この点において、今回私たちは大きなチャレンジを行ったと思う。それは「分担」である。全国のダルク代表者たちが、ひとつの大きなテーマを分担して語るというのは、今までなかったチャレンジである。この過程において、私たちはどれだけ議論をしたことだろう。時にはまったく異なる意見がぶつかり合うこともあった。だが、その議論の中で私たちはお互いの信頼を獲得していったように思う。そして、この「信頼」こそが、本書の完成のキーワードだったように思う。
本書は基本的に三部構成になっている。 一部は「回復」に関すること、第二部は「実践」、第三部は「連携」についての記述である。