第16回 JRCNA in 名古屋に参加してきました。

2024年7月11日(木)~14日(日)に開催された第16回JRCNA in 名古屋に参加してきました。コロナ禍で中止が続き、5年ぶりの開催となりました。

出発当日は名古屋到着後、仲間のリクエストであった味噌煮込みうどんをいただき、名古屋城を観光をしてから夕方に会場入りしました。前夜祭のお祭りに参加。屋台や射的、輪投げなどお祭りらしいたのしいイベントでした。メンバーは初めてのコンベンション参加でもあり戸惑っているようでもありました。


コンベンション1日目から多くの参加者であちこちでハグ、ハグ、ハグ、そして笑顔、笑顔、笑顔であふれていました。一緒に行った仲間にはコンベンションの良さ、仲間との絆、献身、希望を感じ取ってくれればと願っていました。

普段は聞くことのできない仲間のスピーカーをたくさん聞きました。笑いあり、涙あり、詳しい内容は書けませんが濃厚な時間を過ごすことができました。
5年ぶりの開催でどれだけの仲間が集まるのだろう思っていましたが、なんと1,300名ということに驚きました。

また来年も今回参加した仲間たちが回復を続け、次回開催の群馬でのコンベンションをさらに楽しめるようになってほしいものです。

参加者の感想

◉オッティ
7月11日会場に着いて古いタイル作りの会場にたくさん仲間が居て、顔見知りの仲間や知らない仲間が目に移り少し緊張感がありました。以前の自分も体や心がしんどくて嘘をついてコンベンションにやってきた事を思い出します。前と比べると少し落ち着きを取り戻し、周りが見えて、仲間の話や共感が身についたと思います。その中で、NAのサービスもダルクのプログラムの先にあるものだと切に思っています。今回のコンベンションでサービスやスピーカー、そしてフェローシップを見て、あらためて、ステップを使う大切さを知れたと思います。それは、先行く仲間の話やサービスをする人の粘り強さを見て、教えてもらえたと思います。

◉げんき
今回4日間の名古屋コンベンションに参加して感じたことは、自分の回復にはやっぱり仲間とのコミュニケーションが必要だと感じました。普段は関西のメンバーしかほとんど顔を合わす事が無く、コンベンションでも仲良くしていただきましたし、特に大阪のメンバーとは、より一層仲良くなれました。他の仲間も僕の事を覚えてくれてる人も居て、嬉しく思いました。そして特に大きかったのは、初めて会うメンバーです。僕は先日の逮捕で、実名報道され、その事件の事で知ってくれた仲間も多いですし、いろんな人と知り合い、仲良くなれました。初日の前夜祭は心を閉ざしていましたが、2日・3日と時間がたつにつれて、少しずつ心を開けていけました。そうする事で、いろんな人と仲良くもなれました。これは財産だと思います。依存症は一人では回復できない病気です。だからこそ仲間が必要なので、関西以外の仲間と知り合えて良かったです。来年のコンベンションで再会できるのを楽しみにしています。

◉ちゃん
今回、本当に久しぶりのコンベンションを終えて感じた事は、まず5年ぶりに実弟に会えた事、他に新旧の仲間たちに出逢えた事がとても嬉しかった頃を本当に楽しめましたし、心が癒されました。コンベンションに行き、あらためて思った事は、薬を使ってボロボロの人生だったけど、逆に回復施設に繋がって新しい薬のない生き方がこんなにつらいけど、素晴らしいものなんだ、自分は一人ではない感じました。たくさんの仲間たちを見て涙が出てきました。俺は何でこんなに生きづらくしているんだろう、と感じました。それと、弟に出逢えた事など、沢山の人たちのお陰でもあり、これがハイヤーパワーなのかなとも重いました。自分がとても愛され、必要とされていることも感じました。これからもっと沢山のつらい事や楽しいことがあると思いますが、薬の無い人生で自分に与えられた事を感謝していこうと思います。

 

◉あつし
初めてコンベンションに参加して、人数に圧倒し不安になりましたが、全員が仲間だと思うと安心し前夜祭が始まり、食べ物も美味しくスタッフさんも優しく接してくれアディクトは根がまじめだと感じました。前夜祭も終わり、コンベンションが始まり、1日目を迎え、かつてお世話になったスタッフさん兼先行く仲間と再会できて、ハイヤーパワーだと思ったので、本当に参加できて嬉しい感情も生まれ、新しい体験も出来ました。オープンスピーカーを一人一人聞きましたが、10数年クリーンが続いている仲間の話も聞けて勉強にもなりました。僕もまだまだ経験が薄っぺらいな、と思いました。
NAに通い、メッセージを運ばなあかんな、と思いました。
スポンサーが出来て、これから12ステップを踏み、クリーンを続け、またコンベンションに参加したいと思いました。

◉のぶあき
コンベンション参加にあたって、正直な話、行く前はただただ憂鬱で仕方が無かったのですが、いざ会場について、人ごみの中に紛れてみると、何か何とも言えないような安心感というかぼんやりとした心地よさみたいなものに包まれて、どこに居てもよそ者のような自分がそんな感情に浸っている事に自分でも驚きました。そこには、薬でしか得られなかった、人との一体感がありました。少し、早とちりかも知れませんが、もう薬なんて必要無いんじゃないかと、お祭りが終わった今考えています。本当に心から参加して良かったと思っています。ありがとうございました。あと最後に、埼玉ダルクの仲間に出逢えた事も、今回の旅の嬉しい驚きとなりました。言葉は上手く交わせませんでしたが、強くハグをしてくれた仲間の力にやさしさを感じ、涙が出そうになりました。また、逢えたらいいな、と思っています。

◉なお
みんな楽しくしてるかなあとか不安なんかなあとか思います。そういう時に感謝を忘れないことです。日々を大切にわがままを言わないでやっていこうと思います。せっかくの人生なんだから長生きしましょう。
毎日つらい事、悲しい事あるけど、諦めないで明日を信じようと思えました。自分の責任を守ることを大事にしていこうと思います。
人にしつこくしたり、嫌がってるのによってきたり、思ってもいない事言われたり、分かる人が来たり、しつこくしたり、なんか違うと思ったり、やっぱり、いい人生というものを勉強せなあかんと思います。人にお金をもらったりした時、感謝と責任をもってやっていったほうがいいと思います。

ダルク合同ハイキング

今日は奈良ダルクと京都ダルクの皆さんと一緒に矢田山へハイキングに行きました。
少し雨が心配になる天気でしたが、お昼に差し掛かる頃には止んでくれて、丁度涼しくなり、丁度いい気候で自然を楽しむことが出来ました。
1時間程山道を散策した後は、各施設でそれぞれ作って持ち寄ったお弁当を自然の中で皆一斉に頬張りました。
心地よい風に吹かれながらのランチタイムは格別でした。
昼食後は、せっかくの公園ということで、それぞれキャッチボールをしたり、寝転がって自然を感じたり、ハイキングを満喫してました。

回復へのプロセス

依存や治療、回復の経験は人それぞれです。

数回のトライアルでアルコールや薬物からの解放に辿り着く人もいれば、5 回、6 回、あるいはそれ以上のトライアルが必要な人もいます。回復への管理は、目標を達成しようとしている人の特定のニーズを満たす必要があります。 適切な手段の組み合わせを見つけるには時間がかかることがあります。アルコールや薬物を使用する原因となる根本的な問題には、「特効薬」もありません。 失敗から学び、前向きな自己イメージを築き、アルコールや薬物使用から自由になる将来の目標を設定して肯定的な自己イメージと誇りの感覚を育むようにするように促します。

回復支援の会へのご寄付のお願い

一般社団法人回復支援の会「木津川ダルク」、「カルデモンメ」がますます地域社会に貢献できる施設へと発展するために、そして薬物問題を持つご本人、ご家族が穏やかで充実した人生が手にできますようにご支援をお願いする次第です。
何卒温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

https://syncable.biz/associate/recosupo/donate