仲間の門出を祝う送別会:10年ぶりの笑顔にのせて

1月30日、木津川ダルクでは、仲間の施設移動に伴う送別会を開催しました。

会場は焼肉食べ放題。テーブルを囲み、終始あたたかな笑い声が絶えない時間となりました。

今回旅立つ仲間は、木津川ダルクに来るまで、刑事施設や精神科病院への入退院を繰り返す苦しい日々を過ごしていました。入所当初も、依存症とうつ病の重圧から「入院したい」「死にたい」と吐露されることが多く、まさに葛藤の中でのスタートでした。

しかし、彼は歩みを止めませんでした。

毎日「カルデモンメ」へ通い、夜は自助グループへ参加。プログラムを継続する中で、一度も再入院することなく今日まで過ごすことができました。仲間やスタッフに支えられながら一日一日を積み重ね、少しずつ、確実に元気を取り戻していったのです。

送別会の席で、焼肉を囲みながら仲間と笑い合う彼の口から、忘れられない言葉がありました。

「木津川ダルクに来て、10年ぶりに笑えた」

回復は決して一人で成し遂げるものではありません。仲間と共に歩み続けた日々が、この最高の笑顔へとつながりました。

新たな施設で迎える次なるステージ。

これからの健闘を、木津川ダルク一同、心から応援しています!

【講義報告】回復に不可欠な「3本柱」と、避けるべき「2つの要素」とは?

木津川ダルク 代表講義プログラム 1月28日
「回復に必要な3本柱と、回復を妨げる2つの要素」

今回は、依存症からの回復に欠かせない「3本柱」と、回復を妨げてしまう「2つの要素」について、代表よりイラストや身近な例を交えながら、噛み砕いた分かりやすい講義が行われました。

正直さ、心を開くこと、やる気(行動)という回復の土台が、日々の生活の中でどのように活かされ、回復へと結びついてくるのか。
又、不寛容(怒り)や無関心がどれほど回復の歩みを止めてしまうのかを、具体的に学ぶ時間となりました。

思うだけで終わらせず、実際に体を動かすこと。
すぐに怒らず、一呼吸おくこと。
他者の話に耳を傾け、自分の心を開いていくこと。

それぞれが自分の課題に目を向け、回復の過程や治療の意味を改めて考える、非常に実りある時間となりました。
それぞれが自分の課題と向き合い、治療と回復の意味を考える、大切な学びの時間となりました!

目指せ職人!チャパティー作りで生まれる、最高のチームワークと達成感

昨日は、お祭りの出店に向けた準備も兼ねて、チャパティー作りを行いました。出店にあたり、分量や焼き加減、作業動線など細かな調整が必要なため、最近はチャパティーを作る頻度も増えていますが、その分、利用者の皆さんの腕前もどんどん上がってきています。
生地をこねるところから、丸く伸ばす工程、焼き上げまで、自然と役割分担が生まれ、声を掛け合いながら作業する姿がとても印象的でした。「ここまで薄く伸ばせた!」「いい焼き色やな」と、互いに認め合う場面も多く、調理を通して自信や達成感を積み重ねている様子が伝わってきます。
そして今回、チャパティー作りを中心になって引っ張ってくれる“チャパティー隊長”も就任。仲間をまとめながら作業を進める姿はとても頼もしく、回復のプロセスの中で「役割を持つこと」「任されること」の大切さを改めて感じさせてくれました。
焼きたてのチャパティーにバターやクリームをのせて味見する時間は、皆さんにとって最高のご褒美。
「めっちゃうまい!」「店に出せるな!」と笑顔と歓声があふれ、大喜びのひとときとなりました。
チャパティー作りは、単なる調理プログラムではなく、
協力すること、達成感を味わうこと、役割を持つこと、そして「自分にもできる」という感覚を育てる大切な回復支援の一環です。
出店本番に向けて、これからも楽しみながら準備を重ねていきます。