「ひとりでは生きていけない」は弱さじゃない —— 孤立を抜け出し、回復という“奇跡”を起こすための「つながり」の力

1. ひとりぼっちでは回復できない

人間はひとりでは生きていけません。薬物依存から回復するためにも、世の中や人と関わることが絶対に必要です。自分自身と向き合い、家族や大切な人を愛し、そして「ダルクやNA(自助グループ)」の仲間と心を通わせる。そうやって人とつながることで、はじめて薬を使わない「クリーン」な生活が続けられるのです。

2. 人間関係が苦手でも大丈夫

依存症になると、人と長く付き合えなかったり、嘘をついて人を遠ざけたりしてしまいがちです。薬を使っていた頃、家族や周りの人を傷つけ、信頼を失ってしまった人もいるでしょう。

「自分はまともな人間関係なんて作れない」と落ち込むかもしれませんが、諦めないでください。同じ悩みを持つ仲間たちが、「人は変われる」ということを証明してくれています。

3. 仲間が一番の薬になる

薬をやめるための助けは、ただの仲良しグループからは得られません。「ひとりの依存症者が、もうひとりの依存症者を助ける」。これ以上の治療法はないのです。

仲間同士で助け合い、正直な気持ちを話し、時には失敗して苦しむ姿さえも見せ合う。そうやって信頼関係(スポンサーシップ)を築く練習をすることで、社会の中で生きていく土台ができていきます。

4. 人の中で成長する

回復の道のりは、平坦ではありません。人と関われば、意見が合わずに揉めたり、辛い思いをしたりすることもあります。でも、そこで薬に逃げず、自分の責任として問題に向き合うことが大切です。

グループで人との関わり方を学べば、それは家族や職場、地域での生活にも必ず役に立ちます。

5. 回復という「奇跡」

薬をやめてクリーンになることは、それだけで奇跡的なことです。でも、奇跡はそれだけではありません。

人の中で揉まれ、様々な感情を味わいながら成長することで、あなたは「地に足のついた、頼りがいのある、愛すべき人間」へと変わっていくのです。人とのつながりは、人として生きる喜びを教えてくれます。