遠くの友、愛すべき強面の同志へ 秋田ダルクの代表ブンタコト平原薫氏が亡くなったという知らせが届いた。

まだ実感が湧かないというのが正直なところだ。
彼とは遠く離れた場所で、同じ「回復支援」という決して平坦ではない道を歩む同志だった。
初めて会った時の印象は、まさに「強面」。その容姿に、彼が乗り越えてきた修羅場の数々が刻まれているようだった。けれど、ひとたび言葉を交わせば、その顔がくしゃりと崩れ、驚くほど人懐っこく、気の好い「いい男」の顔を見せてくれた。
顔を合わせる機会はそう多くはなかったが、会えば決まって近況を報告し合い、時には会議の片隅で「やってられないよな」なんて、お互いの苦労をぼやき、愚痴を言い合った。
きれいごとだけでは済まないこの現場で、そうやって本音を吐き出せる仲間がまた一人減ってしまったことが、何より寂しい。
強面の裏にあったあの優しさと、回復への熱い想い。
遠い北の地で、仲間たちのために体を張ってきた彼の生き様を、僕は忘れない。
ゆっくり休んでください。そっちではもう、愚痴らなくていいように。
心から冥福を祈ります。