近畿ブロック再犯防止シンポジウム テーマ:依存の問題を抱える犯罪をした者等への支援の在り方

法務省大阪矯正管区更生支援企画課

近畿ブロック再犯防止シンポジウム
テーマ:依存の問題を抱える犯罪をした者等への支援の在り方
2019年11月1日(金)13:00~17:00(12:00開場)

令和元年度_近畿ブロック再犯防止シンポジウム(依存の問題を抱える犯罪をした者等への支援の在り方)PDFファイル

ドーンセンター 7階ホール(定員500名)
大阪市中央区大手前1丁目3番49号

参加無料 事前申込
お申込み:メールまたはファックスにてお申し込みください。詳しくはチラシ裏面を御覧ください。

申込期限:10月25日(金)

基調講演
依存症からの“回復”とは?
埼玉県立精神医療センター副病院長 精神科医
成瀬 暢也

日本では数少ない依存症治療の専門医。
著書に 「アルコール依存症治療革命」(中外医学社)、「薬物依存症の回復支援ハンドブック - 援助者、家族、当事者への手引き」 など。

パネルディスカッション
依存症からの“回復”を支えるために
コーディネーター
ひがし布施クリニック院長 辻本 士郎

パネリスト
藤井クリニック医療相談室長 藤井 望夢
木津川ダルク代表 加藤 武士
全国ギャンブル依存症家族の会 大阪 植田 弘子
大阪刑務所分類審議室 首席矯正処遇官 南部 昭文

開催趣旨
犯罪をした人たちの中には、犯罪などの問題行動に至る背景の一つとして、薬物依存症やアルコール依存症、ギャンブル依存症、クレプトマニア(窃盗症)など依存の問題を抱える人も少なくありません。こうした依存の問題と犯罪との関連性は個々の事案により様々ですが、これらの依存の問題を抱えた人に対しては、関係機関や民間団体など様々な団体とも連携・協力しつつ、依存に至る背景を含め、対象者一人一人の特性を的確に把握した上で、その人にとって適切な支援を選択し、一貫性を持って継続的に働き掛けることが重要です。

本年度の再犯防止シンポジウムは、「依存の問題を抱える犯罪をした者等への支援の在り方」を開催テーマとして、依存の問題と再犯を取り巻く現状、課題及び解決策について、広く国民の理解を促進し、地域社会における依存の問題を抱える犯罪をした人たちに対する継続的な治療や支援の実施に向けた機運を高めることを開催趣旨としています。

また、依存の問題を抱える犯罪をした人の中には、依存に至る過程において、虐待や差別、誤解や偏見など、社会的に排除された経験を有していたり、他の人には伝えにくい心の傷を抱えていたりする人が少なくありません。そうした人は、孤独感や不安、焦りなどを抱えている場合も多く、仮に適切な支援や治療を受けられなければ、地域社会における孤立の度を深め、問題が悪化する可能性もあります。こうしたことに鑑みると、地域社会において、依存の問題に対する適切な理解を促進するとともに、ご本人・ご家族の声に耳を傾け寄り添いながら、継続的な治療・支援を実施する体制を整備することは、依存の問題を抱える犯罪をした人たちの再犯防止、ひいては、あらゆる人たちとともに歩む「誰一人取り残さない」社会・誰もが安心して暮らせる社会の実現を図る上でも極めて重要であると考えます。本シンポジウムの開催に当たり、この実現に向けて、少しでも寄与することができれば幸いと考えます。

主 催 法務省 (大阪高等検察庁 大阪法務局 近畿地方更生保護委員会 大阪矯正管区)
協 力 大阪府
後 援 厚生労働省近畿厚生局、大阪府人権擁護委員連合会、更生保護法人近畿更生保護協会、近畿地方保護司連盟、近畿更生保護施設連盟、 近畿更生保護女性連盟、近畿地方BBS連盟、大阪矯正管区管内篤志面接委員協議会、大阪矯正管区教誨師連盟