仲間の命日でもあるお盆。その仲間からのメッセージは何か?

今日は、木津川ダルクを利用した仲間の命日です。
あっという間の一年でしたが、私にとっては、今もブルーハーツの曲を聴くと熱いものが込み上げてきます。

去年の今頃は、全国の仲間に深い悲しみと衝撃が走ったことと思います。
人と対立する事も多い仲間でしたが、それ以上に熱い男で、人望の厚い仲間でした。
彼に導かれ、このプログラムに繋がった仲間も多かったことでしょう。

一時期は、ダルクや自助グループのプログラムの中で輝きを取り戻し、再び光を放っていましたが、慢性的な病(依存症)が、その輝きを色褪せたものにしてしまいました。

その仲間からのメッセージは何か?
それは『回復に貯金はできない』ということ。昨日プログラムを全力でやったからといって、今日は休んでもいい、手を抜いてもいい、ということではない。
プログラムを今日一日ベストを尽くしてやっていく。その継続こそが、大事な事なんだと思います。

そうしたことを伝えていくことを使命として、その仲間の分まで精一杯生きたいと思います。

どうか安心してゆっくりとお休みください。

子育ての負担を軽減し、虐待をなくすために

子どもへの虐待を減らすためには、子育てをする方々に過度な負担をかけないようにすることが極めて重要です。子育ては、喜びと同時に多くの困難を伴うものです。特に、現代社会では核家族化が進み、地域とのつながりも希薄になる中で、親が孤立し、その結果として子育ての負担が増大するケースが少なくありません。

子育ての「できない」を受け止める

虐待が起きる背景には、親御さん自身が抱える困難や生きづらさがあることが多々あります。「良い親になろう」という理想が、かえって親を追い詰めることもあります。大切なのは、親が「子育てができない」と感じる瞬間があることを社会全体が受け止めることです。

たとえば、子どもが言うことを聞かない、夜泣きがひどい、自分の時間が全く持てないといった状況は、多くの親が経験することです。しかし、そのような状況で「親として失格だ」と自分を責めたり、周りからの期待に応えようとしたりすることで、精神的に追い詰められ、子どもへの不適切な関わりにつながる可能性があります。

子どもの安全を最優先に

親が子育てに困難を感じている場合でも、何よりも優先されるべきは子どもの安全確保です。親が完璧でなくても、子どもが安全な環境で育つことができるようなサポート体制が必要です。

具体的には、

#一時預かりやショートステイ制度の充実

親が疲弊している時に、一時的に子どもを預けられる場所があることで、親は心身を休めることができ、虐待のリスクを減らせます。

#専門機関への相談ルートの確保

児童相談所や子育て支援センターなど、専門機関へ気軽に相談できる環境を整えることが重要です。匿名での相談やオンラインでの相談なども有効です。

#地域における見守り体制の強化

近隣住民や民生委員など、地域全体で子どもを見守り、異変に気づいた際に速やかに対応できる仕組みづくりが求められます。

親へのケアの重要性

そして、親が抱える困難、すなわち「生きづらさ」へのケアは、結果的に子どもの虐待を減らすことにつながります。親自身が精神的、経済的に安定し、孤立感を感じずに生活できることが、子どもへの愛情を育む基盤となります。

このケアには、多角的なアプローチが必要です。

#精神的サポート

カウンセリング、ペアレントトレーニング、育児ストレス軽減のためのグループワークなどを通じて、親の心の健康を支えることが重要です。

#経済的サポート

経済的な困難が子育てのストレスに直結することも多いため、生活保護制度の適切な利用支援や、就労支援など、経済的な安定をサポートする制度の周知と活用促進が必要です。

#社会的孤立の解消

親同士の交流の場や地域の子育てサロンの提供、子育て世代包括支援センターのようなワンストップで相談できる窓口の設置など、親が孤立しないような環境づくりが不可欠です。

親子の関係再構築に向けて

親が困難を受け止められ、社会からの適切なサポートを受けられるようになれば、子どもとの関係も再構築していくことが可能になります。親が心にゆとりを持ち、自分自身も大切にされることで、初めて子どもに穏やかな気持ちで向き合うことができるのです。

子育ては、親だけが抱え込むものではありません。社会全体で子育てを支え、親の負担を軽減していくことで、すべての子どもが安全で健やかに成長できる環境を築き、虐待のない社会を目指すことができるでしょう。

回復を歩み続け再使用を防ぐために大切な「HALTS(ハルツ)」について

依存症からの回復を歩み続け再使用を防ぐために大切な「HALTS(ハルツ)」についてご存知でしょうか。これは、薬物依存症者が再使用に至る際に経験しやすい感情や思考の頭文字を取ったものです。

HALTSとは?

  • H: Hungry (空腹)
    お腹が空いていると、イライラしたり、思考力が低下したりして、冷静な判断が難しくなることがあります。
  • A: Angry (怒り)
    怒りの感情は、衝動的な行動につながりやすく、自分をコントロールすることが難しくなります。
  • L: Lonely (寂しさ)
    孤独感は、精神的なストレスを高め、現実から逃避したくなる気持ちを引き起こすことがあります。
  • T: Tired (疲れ)
    肉体的、精神的な疲労は、判断力を鈍らせ、ストレスへの耐性を低下させます。
  • S: Serious (深刻)
    深刻になりすぎ悩み事を抱え込むと、その苦痛から逃れるために、依存対象に手を出してしまう誘惑に駆られやすくなります。

これらの感情や思考は、誰もが経験するものです。しかし、依存症からの回復を目指す私たちにとっては、再使用の引き金となり得る危険なサインです。

HALTSに気づき、対処する
HALTSのサインに気づくことが、再使用を防ぐための第一歩です。これらの感情や思考が芽生えたら、「自分は今、HALTSの状態にあるかもしれない」と意識することが重要です。
そして、それぞれのサインに対して、具体的な対処法を2つ程度準備しておくことが非常に有効です。

たとえば、

  • 空腹を感じたら…
    自動販売機を探し、とりあえず、炭酸飲料を飲む。コンビニだとアルコール飲料を購入してしまうリスクが高まるので控えましょう。
    すぐに何か軽く食べられるものを用意しておく(例:おにぎり、パン、栄養バーなど)。
    誰かに連絡して、食事の約束をする。
  • 怒りを感じたら…
    深呼吸をして、一旦その場を離れ、コップ一杯の水を飲む。
    信頼できる人に、自分の気持ちを話す。
    掃除や整理整頓をしてみる。
  • 寂しさを感じたら…
    グループミーティングに参加する、またはスポンサーや仲間に連絡をする。
    気分転換になるような趣味や活動に没頭する。
  • 疲れを感じたら…
    無理せず休息を取る。短時間でも仮眠をとる。
    好きな音楽を聴いたり、温かいお風呂に入ったりしてリラックスする。
  • 深刻になり過ぎてしまう…
    一人で抱え込まず、支援者やスポンサー、仲間に相談する。
    問題を紙に書き出し、客観的に整理する。
    今日一日、断酒、断薬の継続のため取り組んでいる自分を肯定的に評価する。

HALTSは、あなた自身の心と体の声です。これらのサインに耳を傾け、適切な対処法を実行することで、再使用のリスクを大きく減らすことができます。自分自身を大切にし、回復への道を力強く歩み続けるために、HALTSへの意識と準備を日々の生活に取り入れていきましょう。